未分類

グリーがSupercellとの裁判に勝訴。賠償金は約100億円

グリーは本日(2021年5月10日),フィンランドのパブリッシャSupercellに対し米国連邦裁判所で提起していた訴訟に勝訴し,同社に損害賠償金約9210万ドル(約100億円)の支払いを命じる評決が下されたと発表した。
 これは,Supercellがアメリカで配信,運営するゲームが,グリーの保有する特許権6件を侵害しているとして,2019年6月24日,9月16日にアメリカ合衆国テキサス州東部地区連邦裁判所マーシャル支部に対し,合計3件の損害賠償請求訴訟として提起されたもの。同法廷の陪審員は現地時間2021年5月7日に,当該3件の訴訟について,グリーの特許の有効性,ならびにSupercellの特許侵害を認めた形だ。

 なお,グリーはSupercellに対し,特許侵害に基づく損害賠償請求訴訟を合計7件,連邦裁判所に申し立てており,今回の評決はそのうちの3件となる。これに先立ち,2020年9月には2件についてSupercellに対し約850万ドル(約9億2000万円)の損害賠償支払いが命じられており,残り2件が係争中となっている。

Supercellはクラクラ、クラロワ、ブロスタなど日本でも人気の高いゲームを開発しており本田圭佑やダルビッシュ有などのスポーツ選手にも愛されているゲームであることから、日本ユーザーからはグリーに対して批判的な意見も見られている。またSupercellは中国の大手テンセントの傘下であるためこの件で潰れたりすることはないだろうが、100億あればきっとグリーよりは面白いサービスを開発しただろう。この件でグリーは100億を手に入れた代わりに日本ユーザーからのヘイトやテンセントに喧嘩を売る結果を作ってしまうなど、お金以上に大切なモノを失ってしまったかもしれない。ただ決まってしまったものはもう戻れない。グリーさんには100億円位以上の価値のあるサービスを開発してくれることに期待しよう。

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA